血管性紫斑病について

血管性紫斑病の症状

血管性紫斑病は主に3歳~10歳の子供、とくに男児に好発する全身性の小血管炎です。

10万人中、10人~20人の発症率で、主に秋から初夏にかけて発症するといった傾向がみられます。
免疫学的な仕組みによって発生し、腹部や関節症状、紫斑といった3つの徴候が現れるのが特徴です。

別名、アレルギー性紫斑病、アナフィラクトイド紫斑病、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病ともいわれており、血管障害、四肢抹消の紫斑などの症状が現れます。

血管性紫斑病は血管に炎症が起こり、出血しやすくなることで紫斑ができる病気で、非常に血管がもろくなります。

主に子供に多い病気ですが、大人でも血管性紫斑病を発症するケースがあります。

血管性紫斑病の原因

血管性紫斑病の原因は薬剤や食べ物、マイコプラズマや溶連菌などの感染症が引き金となって免疫反応に異常がおこることで発症すると言われています。

lgAという免疫グロブリンが亢進し、免疫複合体が形成されます。
その結果、その免疫複合体が全身の小血管壁へ沈着して亢進や炎症反応が起こり血管性紫斑病として症状が発症します。

酷い場合は入院を要するほどの治療が必要になります。
治療を受けることで治すことができる病気ですが、半数に腎臓病、全体の1~2%の方に腎不全が発症するケースも稀にあります。

血管性紫斑病の治療

血管性紫斑病が色々ありますが、単純性や老人性紫斑病の場合は治療の必要もあまりありませんが、アレルギー性紫斑病は血管性紫斑病の中でも発症率が高く、治療が必要とされています。

血管性紫斑病で一番大切なのは安静ということです。
ただ、この病気は子供に多く、活発な子供に対し安静にしろと言うのは少し難しいようですね。

血管性紫斑病は治療後であっても、数ヶ月間は再燃する傾向にありますが、多くは予後良好に治っていきます。

治療にはアセトアミノフェンなどの鎮痛消炎剤やステロイドなどが用いられ、重症の場合は、免疫抑制剤や抗がん剤が使用される場合もあるようです。

以下の本では、子どもにみられる種々の出血性疾患や血栓症について、最近の新しい考え方や、診断や治療法について専門的な内容も含めて、わかりやすく具体的に治療と日常生活の管理を中心に解説しています。

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